Reggieの勝手に豆知識|【Levi’s】革パッチの「2頭の馬」の意味とは?ツーホースマークの由来とその真実

Reggieの勝手に豆知識|【Levi’s】革パッチの「2頭の馬」の意味とは?ツーホースマークの由来とその真実

Levi’sの腰元でおなじみのバックパッチ。
よく見ると、2頭の馬がジーンズを左右から引っ張るイラストが描かれています。
なぜこのデザインが生まれ、約140年にわたり使われ続けているのでしょうか。
今回は、ツーホースマークに隠された歴史と面白いエピソードをご紹介します。

Levi’s 501 XXのツーホースマークが描かれたバックパッチ

■ 1. ツーホースマークが表す意味と2つの役割

革パッチに描かれたこのデザインは、Two Horse Trademark(ツーホース・トレードマーク)と呼ばれ、1886年に誕生しました。

このイラストが意味するのは、リベットで補強されたパンツの強さと品質です。
「左右から2頭の馬が引っ張っても破れない」というLevi’s最大の強みを視覚的に伝えるために描かれました。
初期のパッチには、そのメッセージを直接伝える「引っ張っても無駄だ。破れない(It’s no use they can’t be ripped.)」というコピーも添えられていました。

1873年にリベットで補強されたパンツ「ウエスト・オーバーオール」が誕生。
その13年後に登場したこのマークには、大きく2つの役割がありました。

― 文字が読めなくても分かる目印

1880年代のアメリカ西部では、カウボーイや鉱山労働者、鉄道建設作業員などが働き、その中には世界各地から来た移民もいました。英語を母語としない人や文字を読めない人にとって、このマークは「2頭の馬のパンツ」と商品を見分け、店で注文する際の目印になっていたのです。

― 特許切れを見据えた「元祖」のアピール

1890年にリベット補強の特許が切れるのを前に、他社製品と区別し、自社がリベット付きパンツの元祖であることと、その強さや品質を印象づける狙いもありました。

■ 2. Levi’sより先に知られた「Two Horse Brand」

実は、「Levi’s」が商標登録される1928年まで、このパンツは「The Two Horse Brand(2頭の馬のブランド)」と呼ばれていました。
今でこそ「Levi’sのマーク」として知られていますが、当時は「Two Horse Brand」そのものが商品の呼び名だったのです。
その後、1928年に「Levi’s」が米国で正式に商標登録されます。それでもTwo Horseのマークは消えることなく、現在まで使われ続けています。

ちなみにこのマークは、今も現役で使われている商標として、世界で5番目に古い歴史を持つとされています。 (24/7 Wall St.「世界最古の企業ロゴ」ランキング/2014年)

■ 3. 本当に引っ張ったらどうなった?検証の記録

「2頭の馬が引っ張っても破れない」というキャッチコピーに対し、「本当に引っ張ったらどうなるのか?」をめぐる面白い記録がLevi’sの歴史に残されています。

― 1942年:ハワイ・マウイ島での「ラバ」実験

ある販売店主が、馬より力が強いとされる「ミズーリ・ラバ」2頭を使って実際にジーンズを引っ張らせました。結果は……なんとジーンズが破れてしまいます。店主はLevi’sに返金を求め、会社側も小切手を送付しました。しかし後に店主は「ラバは馬より強いため公平な実験ではなかった」として、その小切手を送り返しています。

― 1930年代:ジーンズ「501」で故障車を牽引した話

一方で、カリフォルニア州では、故障した車を、少しのロープと「501」をつないで自宅まで牽引したという記録が残されています。このとき、501は破れることなく、車は無事に自宅まで牽引されました。牽引時の負荷に耐えたこのエピソードも、まさにLevi’sのタフさを伝える記録と言えます。

Reggie Shopでは、こうした歴史やものづくりの情熱が宿るデニムを厳選してお届けしています。愛着の湧く一本を、ぜひ見つけてください。

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