Reggieの勝手に豆知識|なぜジャージに「縦ライン」があるの?
運動着のパンツに当たり前にある、この縦ライン。
なぜラインが入っているのか考えたことありますか?
サイドラインのルーツをたどると、200年以上前の戦場にまで遡ることができます。
【始まりはナポレオン時代の視認性】
1800年代初頭、ナポレオン戦争の時代。
戦場は銃や大砲の煙で視界が遮られる環境でした。その中で、遠くからでも味方を判別し、仲間同士の誤射を防ぐために、軍服のパンツの側面に目立つ色のライン(側章:そくしょう)を入れたのが始まりです。
また、整列や行進の際に、ラインがまっすぐ通っているかを見ることで、兵士の姿勢や歩き方を確認する役割もありました。
やがて軍服の色や装飾が多様になると、縦ラインは所属や階級を示す“記号”としても使われるようになります。
【スポーツウェアに受け継がれた“ラインの活用”】
1900年代に入ると、ラインは戦場だけでなく、スポーツの世界でも使われるようになります。
スポーツウェアは、同じチームであることを示すユニフォームとしての意味を強めていきました。
パンツのサイドラインも、選手やチームを見分ける目印であり、一体感やチームらしさを視覚的に伝えるデザインのひとつでした。
【アスリートの象徴へ】
1950〜60年代、五輪代表チームのウェアにもサイドラインが見られるようになり、ライン入りのウェアは“アスリートらしさ”を感じさせるデザインとして広がっていきました。
その流れの中で1967年に登場したアディダスの3本ライン入りトラックスーツも、ライン入りのデザインを「スポーツウェアらしいもの」として印象づける存在となりました。
【なぜ日本の学校でも広まったのか】
日本では1964年の東京オリンピックをきっかけにスポーツへの関心が高まりました。
1970〜80年代には、学校向けのスポーツウェアにもカラージャージが広がり、サイドライン入りのタイプも定番として親しまれるようになりました。
軍服やスポーツウェアで使われてきた「見分けやすさ」や「集団としての一体感」を感じさせるラインは、学校のような集団生活の場にも自然となじんでいったのかもしれません。
【トリビア:世界一有名な「3本ライン」の値段は?】
実は、1952年にアディダスがこの3本ラインの権利をフィンランドのブランドKarhuから買い取った際の対価は「1,600ユーロ相当の現金と、2本のウイスキー」だったと言われています。
創業者のアドルフ・ダスラーは、写真に写った時の目立ちやすさにこだわり、数ある候補の中から3本に着目したのです。
【現代のマスターピース:Needles】
そんな歴史あるサイドラインを、現代ファッションの文脈で再定義したのが「Needles(ニードルズ)」のトラックシリーズ。
重厚なサイドラインを象徴とするその佇まいは、もはや既存のカテゴリーには収まらず、世界中のセレブやファッショニスタを虜にする唯一無二の存在です。
ブランドの代名詞とも言えるアイテムを、Reggie Shopでぜひチェックしてみてください。

