エンジニアードガーメンツはパンツやコートもおすすめ！コートの選び方

■チェスターコート

襟元がテーラードジャケットのようにV字に開いていて、膝丈のデザインのコートです。数あるメンズコートの中でも格式が高く、スーツとの相性がよいため、ビジネスシーンやフォーマルな場面でもよく着用されています。正式な名前は「チェスターフィールドコート」といい、ボタンが見えないように比翼仕立てになっていて、19世紀のビクトリア時代のイギリスでチェスターフィールド伯爵が初めて着用して知られるようになったという説が有力です。

■トレンチコート

第1次世界大戦時にイギリスのレイン軍用コートとして開発されたもので、トレンチコートのトレンチとは「塹壕（身を守るための穴）」の意味があります。トレンチコートの特徴はボタンが2列に並び、両前合わせで、肩から胸のあたりまで「ストームフラップ」と呼ばれるあて布が取りつけられており、カジュアルにもビジネスシーンにおいても活用できるデザインです。

■ステンカラーコート

襟のデザインとラグラン袖、比翼仕立てが特徴のコートで、ゆったりとしていながらきれい目の印象を与えるため、スーツと組み合わせる方が多いようです。

■ピーコート

イギリス海軍発祥のコートで、腰丈の短めの丈に防風用に左右どちらでもボタンが留められるようなデザインになっています。

■モッズコート

正式名称は「M-51」でアメリカの軍用コートとして開発されましたが、1950年代後半にイギリスのモッズスタイルで多くの若者が着用したことから、モッズコートと呼ばれるようになりました。
裏地やフードが取り外せるものが多く、秋から春にかけて長期間着用することができ、カジュアルコーデと相性抜群なため、幅広い年代の方に人気があります。

■機能性と素材

コートに使用される素材は多く、ウールやカシミアなどの天然素材や化学繊維まで様々で、使用されている素材によって着心地や機能性が変わってきます。寒い冬に着るコートであれば保温性を重視し、秋春用であれば吸湿性の高いものがおすすめです。また、チェスターコートやステンカラーコートのように定番デザインであればフォーマルな席でも着用できる上質な素材のものを、普段使いしたい場合には汚れにくく丈夫なものを選ぶようにしましょう。

■サイズとコート丈

冬は重ね着をするため小さめのサイズを選ぶと腕が動かしづらくなり、大きめのサイズを選ぶと着膨れした感じになり不格好です。コートを選ぶときには必ずサイズ確認をして、自分に合ったサイズを選ぶようにして下さい。

コートの印象はコート丈によって変わります。フォーマルシーンであれば長めの丈を、カジュアルであれば短めの丈を選ぶなど着用するシーンに合わせて丈を変えるのもおすすめです。

■デザインやカラー

おしゃれにコートを着こなすなら、デザイン選びは大切です。手持ちのパンツとの組み合わせを考えて選ぶと、コーディネートがしやすくなります。はじめの1枚は黒やグレー、ネイビーなどの落ち着いたカラーを選び、2枚目以降は明るめのカラーやチェックなどの柄物から選ぶとコートのバリエーションが増えて、冬のおしゃれを楽しむことができるでしょう。

■着回しやすさ

寒い時期にヘビーローテーションになるコート選びには、着回しやすさははずせないポイントです。着回しやすいコートを選んでおけばどのようなトップスやパンツとも合わせることができるので、日々のコーディネート選びが楽しくなります。