ARC'TERYXはGORE-TEX（ゴアテックス）素材で人気！素材の仕組み

■1枚が実は3層構造になっている

ゴアテックスは、表生地と裏生地の真ん中に「ゴアテックスメンブレン」という素材が挟まったサンドイッチ構造となっています。そのため一見すると1枚の布のようにみえますが、実は3層構造になっているのです。

なぜ3層構造になっているのかというと、ゴアテックスメンブレンはそれ自体ではやわらかく、洋服にする際に形状の維持が難しいため3層にすることで安定性を高めています。

■ゴアテックスメンブレンに水滴よりも小さな穴が無数にあいている

真ん中のゴアテックスメンブレンは防水性と透湿性を併せ持つ画期的な素材として、衣類やシューズなどに使用されています。防水性と透湿性の仕組みは、ゴアテックスメンブレンにある無数の小さな穴です。この穴は水滴よりも小さく、水蒸気よりも大きいため、水は通さずに水蒸気を逃がす仕組みとなっています。

運動して汗をかいた際にウェア内にこもる水蒸気を外に逃がすため、スポーツ時などでも快適に着られるのが魅力です。水蒸気は温かいところから冷たいところへ移動するため、外の水蒸気は入りにくくなっています。また水滴よりも大きな風（冷気の塊）も遮断できるため、防寒着としても活用されているのです。

■表生地に撥水性を

ゴアテックスでは、表生地に撥水性を施しているのがポイントです。ゴアテックスメンブレンがどんなに高い防水性や透湿性を持っていたとしても、表生地から水がしみ込んでしまっては穴がふさがってしまい、水蒸気が抜けにくくなってしまいます。そのため、表生地に高い撥水性を持たせて水をできるだけはじく仕組みになっているのです。

■ARC'TERYX「Alpha SV Jacket」（24K Black）

• 素材：NYLON100％（N100p-X Most Rugged 3L GORE-TEX Pro）
• 重量：510g

こちらのジャケットは、ゴアテックスの中でも耐久性がグレードアップした「ゴアテックスプロ」という素材を採用しています。また表のナイロン生地は100デニールのものが使われており、硬さや丈夫さを備えつつも特殊な加工技術によって着心地のよさ、動きやすさを維持しているのが特徴です。

風を遮断するため、過酷な環境や急な天候の変化にも対応できます。機能面では汗をかきやすい両脇にベンチレーションがついているので、ウェア内のムレを逃がし、いつでも快適に着ることが可能です。首や頭など各所にドローコードがついており、自分の体型に合わせてフィット感を調整できるのも魅力となっています。

■ARC'TERYX「Beta LT Jacket」（Tatsu）

• 素材：NYLON100％（N40d 3L GORE-TEX）
• 重量：395g

こちらのジャケットは、3層構造のゴアテックスを採用しており、表面のナイロンは40デニールとしっかりとした厚みがありながら、ごわつかずにすっきりとしたシルエットになるのが特徴です。400gをきる軽さで動きやすく、重ね着しやすいのも魅力となっています。

ポケットには止水ジップが施されており、雨の浸入を防ぎます。さらに首周りをすっぽりと覆うデザインで、防寒対策としてもおすすめです。シンプルで洗練されたデザインなのでアウトドアシーンはもちろん、通勤や通学の場面でも活躍する1枚となっています。

■ARC'TERYX「Zeta SL Jacket」（Black）

• 素材：N40r GORE-TEX fabric with Paclite product technology（NYLON100％）
• 重量：270g

こちらは、ハイキングやトレッキングなどでの使用を想定して作られたジャケットで、270gと非常に軽いのが特徴です。そのためコンパクトに収納することも可能で、リュックに1枚忍ばせておくと急な天候や気温の変化にも対応できて便利です。

生地の裁断がとても細やかで動きやすく、美しい立体的なシルエットになるのも魅力となっています。また前後で裾の長さが異なり、おしり周りをカバーするようなデザインになっているので腰回りのラインが気になる方にもおすすめです。裾はコードで絞ることもでき、雨風の浸入を遮断することができます。