Reggieの勝手に豆知識|チャンピオン・リバースウィーブ誕生の裏側

Reggieの勝手に豆知識|チャンピオン・リバースウィーブ誕生の裏側

チャンピオンの「リバースウィーブ」って、 実はちゃんとした背景から生まれたスウェットなんです。
今では当たり前になったこの製法も、当時の切実な問題がきっかけ。
その背景を知ると、もうただのスウェットには見えなくなるかもしれません。

■ 始まりは、一人の営業マン

1934年頃。
チャンピオンの営業マンであったサム・フリードランドは、顧客である大学のコーチ陣から切実な苦情を受けていました。


「洗濯するたびに着丈が短くなり、腕周りも窮屈になって、使い物にならない」


当時のユニフォームは高温で大量に洗われるため、激しい縮みによってアスリートたちの動きを制限してしまっていたのです。

そこで、高級紳士服店で裁断師(カッター)として働いていた経験を持つ彼は、ある解決策を考案します。


「生地が縦方向に編まれているから、縦に縮むんだ。ならば、生地の向きを横に変えればいい」


彼は、通常は縦方向に使う生地をあえて横向きに使う構造を発明しました。 これが後に Reverse Weave(リバースウィーブ) と呼ばれる製法です。

・Reverse = 逆
・Weave = 織り / 編み

まさに逆転の発想でした。

■ 2度の特許(パテント)が証明する進化

リバースウィーブは、その独自の構造で2度の特許を取得しています。

① 1stパテント (Reverse Weave製法)

特許番号: US Patent No. 2,126,186
取得日: 1938年8月9日
発明内容: 通常は縦方向に裁断するスウェット生地を、横方向に使用する構造
目的: 洗濯による「縦縮み」を防ぐため

1938年取得のチャンピオン・リバースウィーブ第1号特許図面(US Patent No. 2,126,186)。本来縦に使う生地を横向きに配置し、洗濯による縮みを防ぐ独創的な構造が描かれている。
📷 1938年取得のリバースウィーブ第1号特許図面

② 2ndパテント (サイドリブ / Expansion Gusset)

特許番号: US Patent No. 2,613,360
取得日: 1952年
発明内容: 脇のリブ付きサイドパネル(Expansion Gusset)
目的: 横方向の伸縮性を確保し、動きやすさを向上させるため

1952年取得のチャンピオン・リバースウィーブ第2号特許図面(US Patent No. 2,613,360)。脇下にリブ付きのサイドパネルを追加し、横方向の伸縮性と動きやすさを向上させた完成形の設計図。
📷 1952年取得のリバースウィーブ第2号特許図面

驚くべきことに、誕生から18年間、今では定番の「脇下のリブ」は存在しませんでした。アスリートの要求に応え続けた結果、ようやく今の完成形に辿り着いたのです。

■ そもそも「Cロゴ」は無かった?

誕生当初、スウェットはユニフォームの下に着るトレーニングウェア扱いで、今のような目立つロゴは存在しませんでした。
しかし1940年代。
Championのスウェットは名門大学のスポーツチームや、米海軍士官学校(USNA)のトレーニングウェアとして採用され、そのタフさが広く知られるようになります。
こうして得た信頼は、やがてカレッジスウェット文化として、全米の学生たちの憧れへと広がっていきました。

1969年、ようやく「本物の証」として左袖のCロゴが採用されました。この小さなロゴはブランドの象徴となり、1970年代にはカレッジカルチャーとともに全米へ浸透していったのです。

Championの左袖に配されたCロゴのクローズアップ。ブランドを象徴する刺繍ロゴのディテールがわかる一枚。

……というわけで。
今、私たちが「一生モノだわ」なんて言いながらガシガシ着られているのは、1930年代に苦情を言われ続け、縮む原因を突き止めようとした、あの熱い営業マンのおかげだったんですよね。

【Reggie Shop 公式TikTok】

今回のリバースウィーブについて動画でも解説しました!
ぜひチェックしてみてください☺

@reggieshop_jp 1934年、一人の「営業マン」の執念から、スウェットの歴史は変わりました。 ⠀ 当時、米軍やアスリートたちの最大の悩みは「スウェットを洗うと縮んでしまうこと」。 その声に耳を傾け、常識を覆したのがChampionの営業担当、サム・フリーランドでした。 ⠀ 【逆転の発想:リバースウィーブ】 「縦に縮むなら、生地を横に使えばいい」。 そんなシンプルかつ大胆なアイデアから生まれたのが「リバースウィーブ(Reverse Weave)」です。 その性能は1938年にアメリカ政府から特許として認められ、今や「スウェットの王様」として君臨しています。 ⠀ 【海の守護神が認めたタフ・ギア】 今回は、アメリカの海を守るプロ集団「COAST GUARD(沿岸警備隊)」モデルをご紹介。 米軍5軍の中でも、荒れ狂う自然を相手に人命救助を担う、最も過酷な現場を支える精鋭たちです。 ⠀ 【選ばれしエリートの証】 フロントに刻まれた「TRACK」は、精鋭揃いの隊員の中でも、特に優れた身体能力を持つ「選抜チーム」だけが着用を許された特別な称号。 過酷な訓練に耐え抜き、激しい動きでも形を保つ。 エリートたちが信頼した「公式訓練着」という事実は、何よりもその機能性を証明しています。 ⠀ 【誇り高き「ネイビー」をまとう】 海軍を語源に持つ「ネイビー」は、海のプロフェッショナルにとってのアイデンティティ。 90年変わらない機能美と、海の守護者がまとった「誇り」を、ぜひReggieShopで体感してください。 ⠀ Item Info: ⚓︎ Champion / COAST GUARD TRACK REVERSEWEAVE HOODIE Color: NAVY Size: S (Staff 160cm) ⠀ #Champion #reverseweave #リバースウィーブ #アメカジ #reggieshop ♬ ノリ良いロックンロールセッション - Canal Records JP

誕生から90年以上、今も変わらないタフさを。

▶ Reggie Shop オンラインストアで Champion 商品一覧を見る